閉じ込める5題
アスランに監禁されて数日。
毎日のように手ひどく犯され、イザークの体力と精神力はともに限界に近づいてきた。
食事は一応アスランが運んできてはくれるものの、疲労とストレスでのどを通らず、体も泥のように重くなっていた。
アスランは最初に固定していた手の金具をはずし、足にだけ鎖をつけた。長さは部屋を出てすぐにあるトイレまでの距離。
風呂はいつも気を失っている間にアスランに入れられていた。
体が重くて、動くのもままならなかったが、イザークは何とか這いずって部屋の隅にあるクローゼットに辿り着いた。
昨日、アスランがこの棚に携帯をしまうのを見た。
そして、今朝はこの棚を開けた。
イザークは一番下の棚を開けた。
書類や文具がごちゃごちゃと入っている中に、黒色の携帯を見つけた。
イザークは一度当たりを見回り、耳をすます。
足音は聞こえないし、気配も無いような気がする。
イザークは息を呑んで携帯を手に取った。開くと電源が入っている。
彼女はすぐに思いつく番号を押した。親友ディアッカの携帯番号だった。
数回の着信音の後に、ノイズ交じりのディアッカの声が聞こえた。
『どちら様?』
知らない番号からだったためか、ディアッカの声は疑問に満ちたものだった。
「わ…私だ!ディアッカ!」
『えっ?イザ…』
彼女の名前を呼ぶ声が彼女の耳に入ることは無かった。
スッと背後から電話を取り上げられる。気づかないうちに帰っていたアスランがイザークの後ろに立っていた。
『…!!ぉぃ?』
携帯からはディアッカの声が聞こえている。
アスランはイザークを見て、にっこりと笑うと、イザークの携帯の画面を見せたまま、offボタンを押した。
イザークは恐怖で声が出なかった。
「目を離すとこれだから…まったく」
声は優しかったが、彼の目は笑っていなかった。
イザークは捕らえられて、またベッドに転がされた。
ヴーヴーとモーターが鳴る音とグチャグチャと粘着質な音が無機質な部屋の中に響く。
イザークは体にまとっていていたものをすべて剥がされ、足を閉じられないように固定されたまま、
男性器を模したバイブレーターを秘部に差し込まれ、アスランの手によってさらに激しく動かされていた。
「あっ…あはっ…んっ……くっ…」
「君の学習能力の無さにはあきれるとしか言いようが無いよ…それとも、こういうお仕置きをされるってわかっててやってるのかな?」
「そ…わけ……なっ…いぁ…あぁぁ」
「またイキそうなの?シーツもベッドもぐちゃぐちゃだよ…ほら、もっと可愛く喘いでよ」
「んっ…あっ…んっっっ!!!」
イザークは何度目か判らない絶頂を感じて、背中を大きくしならせてさらにきつくバイブを締め付けていた。
バイブもそれを持つアスランの手もイザークの愛液で光っていた。
アスランは抵抗が少なくなってきたと思い、イザークの足を固定していた金具をはずした。
そして、彼女の仰向けになっていた彼女の体を反転させ、腹部に手を差し込み腰を上げさせた。
「これで終わりじゃないから」
いうよりも早く、イザークの裡にアスランのものが進入した。
「んっ!!」
初めての後ろからの挿入はいつもよりもアスラン自身を大きく感じてしまい、なおかつ上からの重みといつもとは違う角度で内部を動くため、えも言えぬ感覚がイザークを襲った。
「ぁ…んっ…あんっ!!やぁぁ!」
自分の上半身を支える力も無く、イザークは顔をベッドに押し付けたまま、腰だけがアスランによって支えられていた。
イザークはバイブで散々達しているが、アスランはまだだ。
アスランの攻めは強く、イザークはフルフルと震えながら、ただ揺らされていた。
「っ…裡がドロドロだよ。気持ちよくて、俺がもっていかれそう」
一度出すよとイザークの耳にささやくために覆いかぶさり、アスランは自身の熱をイザークの中に放つ。
イザークもビクッアスランのものが内部で震えたので、それに反応して腰が揺れた。
イザークは呼吸をするのもままならず、アスランも深い深呼吸を吐いた。
上下しているイザークの背中はとてもきれいで、汗で光っている。
アスランはツッと右手の人差し指で、彼女の背中を背骨に沿ってなぞった。
すると、イザークの体がピクピクと反応した。それが背中だけで無くアスランがいまだ進入している裡もうごめいたため、アスランの自身がやんわりと締め付けられ、力を取り戻した。
「今の気持ちが良かった?」
「ぁ…んっ…はっ…そ…んな…ちがっ…あんぅ」
気を良くしたアスランが何度も背中を撫で、そのたびにイザークがピクピクと体を揺らした。
アスラン自身が完全に力を取り戻すと、今度はぐったりとした体を抱き起こした。
イザークの背中がアスランの胸元に当たる。
イザークは後ろから抱えられるようにアスランに抱かれた。
「やっ…下ろして!!…もっ…壊れちゃうぅぅ…あぁぁ」
両足を持ち上げられて、下から突き上げられる。
イザーク自身の重みにより、アスランのものがより深く内部を犯す。
「さっきまで気持ちよくしてたんだから…お仕置きだって言っただろ?あぁ…そうだ、これもあったんだよなぁ」
アスランはベッドの上に転がりっぱなしだったバイブを手に取った。
「気持ちいいだけじゃ仕置きにはならないから…気が狂わない程度にね?」
アスランは右手にバイブを持ち電源を入れた。ヴーというモーター音が再度響きだす。
彼は、左はそのままイザークの足を持ち上げて上下に突き上げながら、バイブをイザークのもっとも敏感な部分に当てた。
「あぁぁぁぁぁ!!」
イザークの悲鳴が部屋に響く。
あまりにも強すぎる刺激に、体に電流が走ったようにイザークの体が震えた。
連動してイザークの中も蠕動するが、アスランは一度達しているため、すぐすぐ開放はしなくてもある程度は我慢がきいた。
「やめて…やぁ…あぁ…あっ…あぁぁぁ!!」
イザークの体は震えっぱなしで、口の端からはだらしなく涎が垂れる。
気を失うことも出来ず、かといって逃げ出すことも出来ない。
「君は俺のものだ。ここから出ることは許されない。判った?判ったらいい子に返事をするんだ」
「ぁ…ひっ……わ…私…あす…らん…の…もの……ですぅぅ…あぁぁ」
「そうだよ。その言葉、二度と忘れないように…今度逃げようとしたら、このくらいじゃすまされないからな」
アスランはひときわ強くバイブを押し付け、突き上げも強くして自身を解放させた。
イザークはもう何も言えない状況になっており、アスランの胸にもたれかかるようにして、裡を痙攣させたまま気を失った。
03:気が狂わない程度に
次へ進む
裏部屋へ戻る